大久保寛司さんと行く企業訪問ツアーに参加してまいりました。
西精工はナットのメーカーさんで社員250人ほどの企業です。

工場へ行くと、皆さん手を止めて、通路に寄れる人は寄ってきて、元気に挨拶してくれます。
事務の方も明るい笑顔で気持ちの良い挨拶をしてくれます。

良い会社い共通しているのは気持ちの良い空気感です。
皆さんやらされ感ゼロの笑顔と挨拶をしてくれますね。

西精工の現社長さんは、東京で広告代理店でバリバリ働いていたころ(20年前)に、父親の会社に呼び戻され、何年かして代表に。

入社したころは、黒字ではあるものの不採算部門も隠れていたりでずさんな数値管理だったそうで、工場内は油でベトベトで働く工員の方々は挨拶もないような状況。

ある光景を見たきっかけで、一念発起、改革を一人で始める。
誰よりも早く会社へ行き、油にまみれたナットを入れるケースを洗い、出勤時には元気に挨拶運動を始める。

当然のごとく、東京から帰ってきた息子が何をやっているんやら、という雰囲気が充満してきて、「あいさつすれば、掃除をすれば売上があがるんかい!」と社員の方と激しいぶつかり合いもあった。

しかし、想いを伝えるには行動をし続けることというブレなく徹底的に続けていると、一人、また一人と手伝ってくれる人が現れ始めた。

会社経営にもっとも必要なものは「教育」だという信念のもと、様々な資料を参考にし、社員とも時間をかけて対話を続けてきた結果が今の状態。

数々の経営品質に関する賞を受賞していながら、中々メディアには出ていない。
その理由としては、本やデータに残ったものは古くなると、未来には適用ができない。
現状に甘んじない、常に進化を求めている西社長の信念。

ただ、さすがにこんな素晴らしい会社は世に知らしめないと、天外伺朗さんに肩を叩かれ、この度出版されることになった。

その朝礼から見学させていただきました。
まずは、企業理念やビジョンの唱和。みなさん暗記していて、大きく元気な声で唱和していました。
そして今日のテーマについて小グループに分かれ日ごろの自分と照らし合わして発言をします。

ここまではよくある朝礼の光景です。

また全員が輪になり、各グループでの発言を発表していくのですが、司会進行役とは別にファシリテーター(社員の方)が、その発言を掘り下げます。

ここが他では見られない部分で、その発言の中にあいまいな部分があるや否や、ファシリテーターがその言葉の意味を問います。

どこかで聞いたことのあるような小綺麗な言葉で話を収めようとすると、見逃してもらえません。

今回朝礼見学させていただいた部署は技術部門ですから、営業部署など日ごろから巧みな話し方をする部署ではないのです。
なので、機械は動かせるけど話すのは苦手、という人もいるでしょう。

これを毎日1時間やるので、自分の意見をしっかり伝える事ができ、自分との対話もできるようになると思います。

もちろん、その1時間は業務時間内です。

いきなりこの部分だけを切り取って、他社が同じことを始めてもうまくいかないと思います。
そこには普段からの信頼関係があり、長い間培われ来た対話の積み重ねがあります。

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